その時歴史が動いた〜乱世の英雄編〜 | ||
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最も輝ける瞬間、最も劇的な一瞬。人間ドラマ−「生きた歴史」を伝える 歴史には、時代を大きく揺るがした決定的瞬間の数々があった。まさに「その時」に焦点をあて、その瞬間の人々の決断や苦悩のドラマを描く。 |
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1、「ミステリー大化改新〜蘇我入鹿暗殺の実像〜」 |
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古代史上最大の大改革・大化改新。その引き金となった蘇我入鹿暗殺事件。これまで中大兄皇子と中臣鎌足の偉業とされてきたこの事件には、真の首謀者がいた可能性が近年の研究で高まってきた。天皇の後継者争いを繰り広げていた皇子たちや、国家権威を象徴する都造りを進めていたときの皇極天皇などである。「正義の改革」の名のもとに見過ごされていた日本書紀の記述を検証し、大化改新の知られざる真相を描く。(2004年12月放送) |
2、「平清盛 早すぎた革新〜平氏政権誕生のとき〜」 |
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今から800年前、港町神戸の基礎を築いた男 平清盛。ごう慢な男として語り継がれるが、その実像は、鎌倉・室町・江戸と700年におよぶ武士の時代に先鞭をつけた変革者だった。清盛は瀬戸内海の水軍と協定を結び、航路の整備を断行。日宋貿易などの貿易立国を目指した。さらに、朝廷内部に次々と親族を送り込み政治の実権を握る。しかし、対峙していた源頼朝との争乱の中、熱病で死してしまう。(2004年1月放送) |
3、「武田信玄 地を拓き水を治める〜戦国時代制覇への夢〜」 |
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戦国時代、関東の弱小国だった山国・甲斐をわずか一代で大国に育てあげ、京へ向かって「天下取り」を目指した武将・武田信玄。家康も震え上がったというその強さの秘密は、信玄が若いころ情熱を傾けた治水行政と金山開発にあった。斬新な治水戦略、武田家秘蔵の軍資金「甲州金」、そして謎の職人集団「金山衆」とは? 信玄が満を持して京へ上る瞬間を描き、金の生産と治水行政を中心に信玄の国作り戦略の秘密に迫る。(2004年9月放送) |
4、「信長 執念の天下統一〜大坂本願寺との十年戦争〜」 |
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天下統一を目指す織田信長の最大のライバルは、実は戦国大名ではなく、大坂本願寺だった。第11代宗主顕如は、自ら一揆の中心となり、全国の 一向宗の支援を受けて信長の行く手に立ちはだかった。元亀元年の挙兵以後、断続的な講和を結びながら、実に十年におよぶ戦争を遂行する。戦いのクライマックスは、大阪湾海戦。信長はこの海戦で世界初の鉄船を投入する。天下統一をめざす信長と大坂本願寺の十年戦争を、再現映像、スタジオ討論を交えて描く。(2002年2月放送) |
5、「兵法の道は人の道〜宮本武蔵、『五輪書』完成への苦闘〜」 |
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宮本武蔵2回シリーズの2回目。巌流島での佐々木小次郎との決闘の後の宮本武蔵の足跡をたどる。晩年にいたってようやく熊本の細川藩に仕官したが、やがて主君・細川忠利が死去すると、郊外の洞窟にこもって五輪書の執筆に没頭し、完成後すぐに没した。剣の実力を持ちながら、それを発揮できる時代が過ぎ去っていた不運な剣豪の生涯を振り返る。(2003年1月放送) |